事業コンセプト
(1)将来の火葬需要に対応した施設規模
高齢化の進行に伴い、増加する火葬需要に対応できる施設規模、運営方式を検討する。
(2)しめやかに故人と最後のお別れをする場としてふさわしい施設
会葬者となるご遺族等に配慮した動線を計画し、プライバシーを確保した空間づくりを行う。また、すべての人が快適に利用できるようユニバーサルデザインを採用し、利用者ニーズを踏まえたスペースや機能を備えた施設とする。
(3)施設・設備の管理がしやすく、効率的な運営が可能な施設
効率的に火葬業務が執り行えるよう、運転及びメンテナンスのしやすい火葬設備を導入する。また、会葬者の動線と施設職員の作業動線の分離を図るとともに、業務スペースの拡充や設備の充実を図る。
(4)環境にやさしい施設
本施設は、緑豊かな山間部にあり、集落が近接することから周辺環境への影響を最小限に抑える必要がある。そのため、ダイオキシン類の排出やばい煙の除去が十分に行える火葬設備を導入する。また、施設で使用する設備・機器は、省エネ、省CO2に配慮したものを導入し、エネルギーコストの低減を図るとともに、地球環境にやさしい施設を検討する。
(5)災害時にも対応可能な施設
災害に強い構造を検討するとともに自家発電設備を設置し、一定期間は火葬ができるように整備する。