朝鮮人労働者の飯場 

  うちの理髪店の1軒おいて東の、現在加藤力一商店の作業所になっている場所に、カネ三金物店があり、その2階が、朝鮮人の飯場になっていた。若い人から年配の人まで、男ばかり20〜30人もいた。白い朝鮮の服で生活し、穴掘りにも行った。夫は、ノモンハンで背中にけがをして、軍隊から帰っていた。けがのため、疲労すると手が上がらなくなるが、朝鮮青年学校の先生に頼まれて、朝鮮の人たちの頭を刈ってあげていた。

                       加藤真澄さん(瀬戸市)