天気の良い日に松の木がある付近で松ぼっくりを探してみましょう。見つけた松ぼっくりをよく観察すると、二種類ある事に気が付くはずです。一つはきれいに開いている物、もう一つはほとんど閉じている物です。
今度はその二種類がどんな所に落ちていたか観察してみましょう。日当たりの良い場所にきれいに開いている物、日陰にはほとんど閉じている物だと気が付くはずです。
松は種子は風によって運ばれます。空気が乾燥していて天気の良い季節、秋から冬にかけて風に乗って飛んでいきます。湿気の多い雨の日や雲っている日は種子に付いている羽が湿って遠くに飛んで行けません。松は気候を感じとっているのです。この仕組みは地上に落ちても行われます。家のいろいろの場所に置いてみましょう。松ぼっくりの開き具合で湿度観察をしてみましょう。開ききった松ぼっくりに水をかけてみると面白いですよ。
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