今回のシンポジウムは、滋賀県相手に訴訟を起こされた、清水国明さん、浅野大和さん達のシンポで、サブタイトルは(琵琶湖の在来種、その現象要因は何か?〜琵琶湖の真の環境を考える〜です。この記事を書いている現在、滋賀県の漁連会長が恐喝で逮捕というニュースが入ってきて、シンポを行なったり、マスコミ等にアピールした清水国明さん達の活動は、今思えば効果てきめんだったのですが(°O° ;) オドロキ!
やはり、訴えつづける事が大事なんだと思い知らされました。私なりにLBFCさんや滋賀県フィッシングボート協会さんや琵琶湖釣り人協議会さんの活動をお手伝いさせていただいていましたが、条例が可決されてしまうと、関係者の方々と共にシュンとしていました。現実的に条例は今現在、可決されていないので、本当の実感は湧かないのですがシンポ当日まで私の中につかえていた、滋賀県行政への怒りというかいきどおりがあったのでしょう。その怒る気持ちがあったから前日に強行軍で埼玉まで行って、疲れていたけれど、再度車を走らせて琵琶湖まで来れたのですが、シンポは少し遅れて参加したのです。まず、東京水産大学の水口憲也先生の講演を聞き、休憩後、清水国明さんの特別講演が始まり、盛大な拍手で迎えられた清水さんを見た時、恥ずかしながら泣いてしまいました。(出てこられただけなんですが、それを見て泣いてしまいました)
講演の内容等は詳しく書きません。もっと詳しい内容や、本当に盛り上がった当日の雰囲気は、私がリンクさせていただいている「ゼゼラノート」さんというホームページで、当日の音声レポートが、ファイルで取れますので、そちらをダウンロードしていただき、聞いて感じ取っていただく事をお勧めします。
清水さんの講演はもちろんなんですが、水口憲也先生の話もかなり濃い内容で、実際に琵琶湖では霞ヶ浦ほど魚の生態について調査が行なわれておりません。それはなぜかと言いますと、琵琶湖総合開発によってかなり悪化した環境のボロが出ると困るので、誰か利権者が口封じをしたのか、根回しをしているのか、わざと研究を行なわないようにしていたのです。そういう点もかなり厳しく指摘されていて、とても参考になるお話がたくさんありますので、是非、ゼゼラさんのホームページからダウンロードして、聞いていただく事をお勧めします。
最後に、清水さんは元々今の私と同じJBプロだったのですが、今回の訴訟を起こす為にプロも辞め、契約していた釣りのスポンサーとも解約し、裁判に臨まれているのですが、マスコミ報道により信じこまれた一般の方からの苦情が殺到し、仕事もキャンセルが相次ぎ、家のローンも終わっていないのにあえてこの逆境の中、がんばっておられます。とにかくシンポの中で、清水さんや水口先生がおっしゃられていたのですが、「カンパしてくれとか、そういうのではなく、滋賀県行政の指導でこういう現状になってしまったが、一人でも多くのバサーが引かないで関心を持って見守って欲しい。そうすれば、裁判も、今後のバス問題の動向も必ずいい方向に変わる」と訴えておられました。
この日記を読まれた方は、お願いですからこの「バス釣りバカ一代2003」のトップページに、清水国明さんの「リリ禁ネット」のリンクバーナーを貼ってますので、定期的に読んでいただきたいと思います。是非ともよろしくお願いいたします。m(__)m
私個人としては、清水さんが設立された「釣戦者の会」に入会し、バスプロだったり、釣り場環境活動の開催メンバーの一員ではありますが、その立場の中で出来る事だったら、何をさておいても参加しようと思っています。こんな事言うといろんな方に怒られそうなんですが、何より清水さんと一緒に活動すると辛い釣り場環境活動が「とても楽しい活動」に変わるような気がするからです(;^_^ A フキフキ
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