日記

とにかく今回のホームページでは有った事、思った事、伝えられる事、書ける範囲で全て書きます。
2002/12/22    旧彦根港マナーUP釣り大会
本日、旧彦根港にて行なわれた、マナーUPびわこバスフィッシング推進会さん主催の「旧彦根港マナーUPトーナメント」に裏方として参加してきました。国宝彦根城のすぐそばにある「旧彦根港」は琵琶湖本湖と繋がっていながら、独特の内陸部に入り込んだ地形から、冬にたくさんのバスが溜まり、数釣りが出来る人気スポットです。    ですが、ここの釣り場は住民からの苦情が絶えず、本当ならとっくに釣り禁止となり閉鎖されている釣り場です。何故、現在も釣りが出来る場所として存続しているかと言いますと、この釣り場を自分の子供も含めて、子供達に残していこうと必死に活動されている人がおられるからです。その方達は「マナーUPびわこバスフィッシング推進会」の藤田隆行さんを始めとするメンバーの皆様の活動によるものです。
 
どんな活動をされているかという一例をあげてみます。
 
例えば、釣り場周辺には、市営の図書館駐車場か、国道8号線から湖岸道路へ抜ける道の側道のエスケープゾーンに車を止めて駐車する人が後を絶ちません。これは、違法駐車で、側道では、自転車を運転されている人の視界の妨げになって大変危険ですし、図書館駐車場は、本来、図書館を利用しようとした彦根の一般市民の方が止めようと思っても、駐車場の使用用途が本来と違う釣り人の車で埋め尽くされてしまい、大きな問題になっています。(注:図書館駐車場は今回のようなイベントや、清掃会の時のみ、警察に申請し、一部分借りる場合があります)そこで藤田さん達は、駐車禁止の場所に止めてある明らかに釣り人の車に対して、「ここは、駐車禁止ですよ。すぐにどけてくださいね。」という張り紙をワイパーに挟んでいきます。それでもどかない場合は、同じバス釣り人である藤田さん達が仕方なく警察に通報します。こうする事によって、警察や、彦根自治体の方に「マナーの悪い釣り人に必死になって改善するように呼びかけてますので、なんとか釣り禁止だけは・・・・」と、いうことでかろうじて持っているという現状なんです。これは、ほんの一例に過ぎません。10月に行なわれた彦根市民マラソンでは、何日も前から、旧彦根港周辺には「ここはマラソンコースに入ってますので、当日は駐車をしないでください」とデカデカとした看板が置いてあったにも関わらず、車を止める釣り人がいて、藤田さんは対応に追われたそうです。他にも、彦根市周辺のショップさんが、藤田さん達と合同で月に一回ずつ分担を持ち、彦根市の主な岸釣り場をを清掃され、その際にマナーの啓蒙を呼びかけおられたりしています。
 
今回、そんな状態の中、釣り大会が開催されました。少し前までは、周辺ショップにお願いして「彦根旧港には行かないようにお客さんに呼びかけてください」等の活動をされていましたが、やはり、釣り人は携帯等で情報をやりとりし、釣れる所に集まってしまうので、「今まで通りの活動では限界だ」ということで、全く正反対の「岸釣りトーナメントを行なう事によって、大勢の方に、彦根旧港のルールを理解してもらう」方法に変えざるをえない状況になってしまったそうです。
 
それと、もう一つ理由が有ります。リリース禁止条例の施工がもうすぐです。「罰則がないから無視しよう」とか、「水中でフックを外せばいい」という条例に対して逃げ道を作って釣りする事だけはやめて欲しいという事を出来るだけ大勢の一般釣り人に直接訴えたいからです。もし、そのような事態が平気で起こってしまうようになると、3年後には必ず琵琶湖でバス釣り禁止になります。これは、琵琶湖釣り人協議会のメンバーとしても最前線で活動されてきた藤田さんが、直接滋賀県議員さん等とのやりとりで知った。情報です。
 
大会&清掃会も無事に終わり、最後にゲストとして参加されたジャッカルの加藤誠司さん(琵琶湖釣り人協議会代表)からも、「条例に対して、逃げないで我慢し、3年後に条例を覆そう。みんなが我慢したら絶対に釣り人の意見は解ってもらえる。」と訴えておられました。

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Last updated: 2003/12/31

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