TEAC オープンリールテープデッキのインプレッション  〜 impression 〜 


オープンリールテープデッキとは、主に『生録』または『エアチェック』用のテープデッキ TEAC X-10R


えっー! まだ動くんですか?  って言われそうだけど...
今でも現役で稼働中のデッキです!(笑
ところで、『エアチェック』ってご存じですか? 


1980年代...
当時、全国各地のFM放送が盛んな時代があって、深夜番組などで流れていた曲を録音しては何度も再生したりして楽しんでいた頃がありました。
当時、FM放送をカセットテープなどに録音して楽しむことを『エアチェック』と呼ばれていた。




当時は、アナログ全盛時代といっても過言ではなかったが、今ではデジタル音源時代となってしまい、記録メディアも変わってしまいましたが、 1980年代のティアックの製品『X-10R』だけど、今でも不具合なく録再可能です。


ただ、昔と違ってエアチェックの音源はFM放送ではなく『インターネットラジオ局』で、世界で何千局もある放送局の中から数少ない『高音質のラジオ局』 を主に選局しています。
ちなみに、よく聴いている高音質のラジオ局名は『Linn Jazz』『Audiophile jazz』『JAZZ 88FM』『Canal Jazz』などがあります。
これらの高音質ラジオ局から流れている音質は主に 320kbps/MP3 のため、CDと同等の音質なので、X-10R で録音しても結構、良い音で再生します。




録音する機材は、前述でも紹介したとおり1980年代の製品なので、数年前にオーバーホールに出したところ、 録再ヘッド、キャプスタンベルト、ピンチローラー等々を新品交換出来たため、今でも現役で稼働中


デジタル時代の今でも10号リールがとっても似合うお気に入りのデッキです(笑
ちなみに、オートリバース機能も正常に動作しています。












その昔、セント・ギガ(St.GIGA)というBS放送による32kHz/16bitの無圧縮PCM音楽放送を契約している時に、パイオニアのデジタルオーディオテープデッキ<DAT> 『Pioneer D-07A』を購入してエアチェックを楽しんでいた時期があったが、このオープンデッキの方が扱っていて楽しい!
時代とともに記録メディアも変わりましたが、お気に入りの番組を録音し、好きな時に聴くという楽しみは今の時代でもやめられませんね(笑

特にこのテープデッキのオープンリールが回っている光景を見ているだけで幸せな気分になれるのは、同じアナログ機器のレコードプレーヤーの ターンテープルとかトーンアームなどを眺めながら好きな音楽を聴く楽しみと同様、デジタル機器では決して味わえることができない『アナログ・オーディオの醍醐味』のひとつです。






【 愛用の10号オープンリールテープ 】 


【 Audio Mastering Tape 3M 908 】
3M が開発したスタジオ録音向けのマスタリング・テープ
この 3M 908 を主に使用しています。



【 AMPEX 456 】
AMPEX が開発したスタジオ録音向けのマスタリング・テープ



【 maxell XLI 50-120B/BQ 】
マクセルの音楽用高性能テープのプロ用タイプ XLT 。
テープ厚が 50μで、残留磁束密度が1500Gauss のマクセルを代表するテープです。



【 maxell UD 50-120B 】
気軽に使いたい時に使用するテープ厚 50μのマクセルUDシリーズ。



ちなみに、今ではこの『オープンリールテープ』は販売されていないため、必要な時はヤフーオークションなどで、 たまに出品されている『未使用品』の中から、綺麗な状態で保存状態の良いと思われるテープを落札するしか入手方法はありません。



           項   目            参考サイト
オープンリールテープデッキ TEAC X-10R
   オープンリールテープ規格表 彩竜堂HPオープンリールテープ規格表
   オープンリールテープ名鑑 彩竜堂HPオープンリールテープ名鑑
オープンリールデッキ修理 ティアックカスタマーソリューションズ
 

























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