|
|
〜 I Love Piano 〜
ピアノフォルテ ピアノフォルテ?ってなに? って思う方も多いと思いますが、そもそもピアノの正式名称は
、 『 Gravecembalo col piano e forte (グラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ) 』 らしいです(笑) 直訳すれば、「ピアノ (弱音) もフォルテ (強音) も出せるチェンバロ」 という意味です。 原型となるのは、チェンバロという楽器です。 このチェンバロは、弦を突起で引っ掻くようにして音を鳴らしているので強弱がつきにくい楽器に対して、一方のピアノは弦をハンマーで下から叩くようにして音を鳴らすので強弱が表現しやすくなったとのこと。 歴史的には 「ピアノフォルテ」 (pianoforte) や 「フォルテピアノ」 (fortepiano) とも呼ばれ、楽譜上 “ pf ” という表記が今でも用いられています。 つまり、強弱を表現できる楽器ということですね。 このことを初めて聞いた時、所有しているパート譜面を見てみると確かに “ pf ” となっていました(笑) 一般的に 『ピアノ』 と言えば調律が必要な 『生ピアノ(アコースティックピアノ)』 か、手軽に楽しめる多機能な 『電子ピアノ』 などが挙げられますが、 ここでは私の愛用しているヤマハの 『アバングランド(AvantGrand)』 というハイブリッドピアノについて簡単に紹介します。 ちなみに、そもそも Q : ハイブリッドピアノってなに? A : 鍵盤部分にアコースティックピアノと同等の木製鍵盤やハンマーアクションを搭載し、音源部には電子音源を採用していて、鍵盤を弾いた時のアクションの動きに 『非接触式キーセンサー(光ファイバー)』 が反応して音が出るピアノです。 普通の電子ピアノでは鍵盤のタッチ感が物足りないと思っているけど、住宅事情などによりアコースティックピアノは置けない人とか、 日中は仕事で弾けないため夜しか練習できないけど、アコースティックピアノと同じ木製鍵盤やタッチは譲れないという方に人気の機種です。 Q : サイレントピアノとなにが違うの? A : 弦がないため調律が不要です。 アコースティックピアノはハンマーで弦を叩いて音を出しますが、ヤマハのハイブリッドピアノはハンマーで叩くアクションに 『非接触式キーセンサー(光ファイバー)』 が反応して電気で音を出しています。 電子ピアノとハイブリッドピアノを弾き比べると、鍵盤のタッチがまったく違います。 ヤマハのハイブリッドピアノの弾き心地はアコースティックピアノそのものなんですね。 したがって、アコースティックピアノと電子ピアノの両方の機能を併せ持つピアノです。 価格は電子ピアノと比べると高いですが、生ピアノよりは安くて弦も搭載されていないため本体サイズも小さくてスペースも取らない。 まさに、私の環境にピッタリのピアノです。 @ アコースティックピアノ (俗に言う”生ピアノ”のこと) ・グランドピアノ (いつか手に入れたい憧れのピアノ) ・アップライトピアノ 定期的に調律などメンテナンスが必要で、他にサイレント機能を搭載したサイレントピアノもこの部類に含まれます。 A ハイブリッドピアノ ※ ヤマハの 『アバングランド(AvantGrand)』 シリーズ ・YAMAHA AvantGrand N3X、N2、N1X (グランドピアノと同じアクションを搭載) ・YAMAHA AvantGrand NU1X (アップライトピアノと同じアクションを搭載) ちなみに、弦が存在しないため調律は不要ですが経年劣化的なキーセンサーの調整とか、ハンマーアクション部分のメンテナンスが必要です。 また、ヤマハの最新のハイブリッドピアノの詳細は、 こちら をご覧ください。 B 電子ピアノ 別名、デジタルピアノとかエレクトロニックピアノともいいます。 メンテナンスについては、基本的に不要
私が現在愛用しているヤマハのハイブリッドピアノ AvantGrandです。
そして私から一言! ピアノを大切に、そして長く弾き続けるには、 『 ピアノの鍵盤蓋は閉めないこと! 』 それは、常に白と黒の鍵盤が見える状態にしておくと、疲れていても何故か弾きたくなるのです...。 埃が被るからと言って大切に鍵盤蓋を閉じてしまうと徐々にピアノを弾く機会が少なくなってしまったという... 私の経験です。 たまに見かける、ピアノカバーがかかったままのピアノ。 恐らくまったく使われないまま何年も放置されているピアノ。 このようなピアノの場合、カバーを外して鍵盤蓋を開けてみると、鍵盤の奥に貼ってある赤色のフエルト部分が虫食い状態になっていることも少なくないです。 このようにフエルト部分が虫食い状態になっていたら要注意! これが一般的に外側からピアノの様子が分かるバロメーターでもあります。 さらに、ピアノ部品の中のフエルトやクロスも虫食い状態の可能性大! つまり埃を嫌うか、虫食い状態を嫌うかはピアノのオーナーしだいですね(笑) 例えて言えば、洋服タンスのようにピアノも風通しを良くしてあげないと知らないうちに虫の住家になってしまいます。 埃なんかは、フッと吹き飛ばせばよい訳で、それよりも常に鍵盤に触れることが少しでも早く上達する秘訣? と共に、大切なピアノを良い状態で維持できる。... と、ド素人の私が気づいたことです。
【クリーニングと再塗装 2014.09.04 】 経年変化による本体のくすんだ外装の再塗装と、黄ばみかかって汚れた鍵盤のクリーニングをはじめ、鍵盤の隙間など内部に入り込んだ細かいゴミ・埃などの内部清掃。 詳細は、こちらのブログ をご覧ください。 結果、鏡面艶出しの再塗装により新品同様の輝きと真っ白になった鍵盤に驚きました。 【キーセンサー調整 2014.09.15 】 鍵盤を強く弾く時などのフォルテ音について、一部の鍵盤において強弱音があまり変わらぬ違和感を感じていたので、ヤマハの修理相談センターに対応していただきました。 <第一段階> ソフトウェア上でキーセンサーの調整をする方法 (特別なメンテナンス・マニュアルあり) もし、ソフトウェア上の調整で改善が見られない場合は、経年変化による 『光センサー』 パーツの汚れとゴミの混入などが原因と考えられるため、光センサーの清掃をする方法。 ※ ここまでにかかる修理代金(概算)は、10,000円〜15,000円程度 (技術費用+自宅までの出張費用) <第二段階> 第一段階の 『光センサー』 の清掃でも改善が見られない場合は、『光センサー』 をまるごと交換する方法。 ※ 光センサーは、各鍵盤ごとに一個ずつセンサーが備わっているのですが、全88鍵分がひとつのパーツ部品なので、 1個のセンサーだけを交換したくても全88鍵分まるごと交換になるそうです。 ※ 仮にここまでの修理代金(概算)は、30,000円程度 (部品代+技術費用+自宅までの出張費用) 結果、第一段階で正常に戻りました。 所要時間は、約2時間弱で終了。 詳細は、こちらのブログ をご覧ください。 |
© Since 6.Feb.2000 |